スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

人それぞれの事情。

090426_1353~01 

 今日はいいお天気だったので高い場所を目指してモノレールに乗りにいきまーす。

090426_1415~01 

誰もいなーい…あ、いた。 失礼。

 090426_1442~01

 今日のプチ旅は玉川上水へ。

 私はプチ旅をするときに必ずテーマとなるようなキーパーソンを探します。というか、必ず目に留まる人と出会うのです。

 今日見つけた人は推定35歳男性、角ガリ、ポロシャツ、チノパン、ショルダーバッグ、と一見普通そうなのだが、どうにも危うい。ホームでモノレールを待っている時、異様に姿勢が正しい。休日の立ち方ではない。そして車内ではなぜかショルダーバッグを胸元に抱えて離さない。妙にキョロキョロしている。落ち着かない。できれば今すぐにでもモノレールから降りたい、という緊張感がこちらまで伝わってくる。でもおそらく彼は鉄道が大好きなのだ。それも伝わってくる。そして私を妙にとらえたわけを発見。胸ポケットにポケットティッシュが三つも強引に突っ込んである…。

 彼を見ていて、「ヒロシ」くんを思い出しました

 ヒロシくんとの出会いは去年の夏、高尾山のロープウェイ乗り場。ともに高尾山を目指す人ごみの中に少々目をひく男性四人組。なんとなく今風な男性二人と、身体の大きい男性二人。その人たちがクロスしてペアを組んでいる。おそらく福祉施設関係の課外活動なのだろう。補助に就いている男性がサラリーマンから転職した、という感じで少々心もとない。私は妙に不安な気持ちで彼らをちらちら見ていました。そして、ロープウェイ前で私も、彼らも楽しそうに記念写真…。しかし、ロープウェイの中に入ったとたん男性の一人が身振りでイヤイヤを始める。戸惑う職員。どうやら乗り物は大好き、らしいのだが、ロープウェイは急勾配で、それが不安に感じたらしい。外で独りでイヤイヤを続ける彼に、(頼りなさそうな)職員が必死で声をかける。

「大丈夫だから!ヒロシ!大丈夫!」

同じロープウェイに乗ろうとしている私たちも心で必死に叫ぶ。

「大丈夫!ヒロシ!世界は貴方が思っているより、多分優しい!」

 そして発車のベルが鳴り響き、ヒロシはもう一人の友達に勇気づけられて、なんとか中に。おそらくみんなが一体感をもって安心したに違いない。

 人には人それぞれの事情がある。私はそれ以来、自分の妙なこだわりに不安を感じたら、必ずヒロシを思い出す。

 その後途中で休んでいた私たちのそばを、ヒロシくんはおいしそうにサイダーを飲みながら、力強く歩いて行きました。

スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

コキ

Author:コキ
こきあい りん(小樹藍りん)。漫画家。
白泉社「別冊花とゆめ」にて商業誌デビュー。
その後秋田書店などを経て現在は集英社クリエイティブ「オフィスユー」で『ニセモノ彼女の本当の恋』を連載中。
他白泉社「LoveSilky」で読切描いてます。

同人活動は主に『ひきこもり修道女日記』というどたばた神様コメディ読切シリーズをコミティアで刊行中。

『ひきこもり修道女日記総集編上下』をCOMICZINで通販中。
角川BOOK☆WALKERからは電子配信中。
各話バラでダウンロード販売をDLsite.comでおこなっております。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
DLsiteさん
ひきこもり修道女シリーズ
LoveSilky
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。