漫画家日記。

風邪が治ったと思ったら、また引いた。病院で血液検査からレントゲンから様々受けてきた。異常はなかった。弱体化は精神からか。



免疫細胞を作るために、今朝は久しぶりに10時かっちりにチケットショップへ電話攻撃。幸運なことに七分でつながった。年末のライブも決定。これで『好き好き』細胞を高めて、ゴー。
 


でも、ま、とりあえず、まだ原稿は大丈夫と寝込んでいたら、編集氏から締め切りの連絡。まだ大丈夫、ていってたじゃん。じゃん、じゃん。と心の中でエコーをかけながら
 


「了解です。」。




時間がなくてもハイパファーマンスを見せるのがプロ。そう気合を入れていたら、いきなり地デジ工事の人がやってくる。50過ぎの人のよさそうな、おしゃべり好きのおじさん。



部屋に入って開口一番



『大学の先生ですか?』。
 


『いえ・・・』



『じゃぁ、オンナ社長さん?
 


『・・・。』



私が苦笑いしていると、コードを引っぱりだす。仕事は確かなのだが、いかんせんおしゃべりがすごい。というか、私に興味しんしんなのが伝わって、どう対処していいのかわからない。先日、工事日程を決めるのに、私が「自宅仕事だから平日でも良い」といったのが引っ掛かるのか。私が何者なのかが気になるらしい。私は以前、漫画を描いていることが工事の人やコンビニの人にわかって、少々面倒くさい思いをしたことがあったので、もう誰にも知られたくないのだった。
 


だから。云ったじゃないすか。



『家で仕事をしている、独りもんです』て。





そしたら、私のベランダに置いてあるキノコの置物を見て



『僕も趣味で仏像を彫っているんです』。



と、仏像三体の写メを見せてくれる。私が手を合わせて拝んでいると、



『お、アナタ、結婚線が三本だね。一度に三人の男性を相手に出来るよ!すごいね~。』。
 




結婚相手を探してくれるつもりなのだろうか、と思っていたら、実は自分は霊感も少々あるのだ、と言い出す。



『あなたは60歳の時、どんな自分になっていたいですか?』。





私の60歳の姿がこの人には見えているのだろうか…と考えていたら突然



『この配線、上を通す?下を通す?』



『上』



『了解!!』



突然仕事の会話に切り替わるので、聞き流すことができない。
 


彼曰く、私は何かエネルギーを発しているので、一発あっただけで印象に残る。らしい。昔、食品会社の社長をしている親戚のおじさんが久しぶりに会った私のことを



「この子は堂々としていて何物にも動じなくて良い!(人事なら)こういう奴をとるんだぞ!」
 


と息子に話していたのを思い出した。
 


それは。ひょっとすると。すべて。
 


『ずうずうしい』
 


という言葉に置き換えられるのではないだろうか?




そして、工事のおじさんは、『貴女は面白いひとだね~。またお茶を飲みに来てもいい?』といって帰った行った。


彼のおしゃべりに圧倒されて、出そうと思っていたお茶菓子を出しそびれた。

SANY5139.jpg

素知らぬ顔して、半額の芋ようかん、出してみよう、と思っていたのに。





スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

コキ

Author:コキ
こきあい りん(小樹藍りん)。漫画家。
白泉社「別冊花とゆめ」にて商業誌デビュー。
その後秋田書店などを経て現在は集英社クリエイティブ「オフィスユー」で『ニセモノ彼女の本当の恋』を連載中。
他白泉社「LoveSilky」で読切描いてます。

同人活動は主に『ひきこもり修道女日記』というどたばた神様コメディ読切シリーズをコミティアで刊行中。

『ひきこもり修道女日記総集編上下』をCOMICZINで通販中。
角川BOOK☆WALKERからは電子配信中。
各話バラでダウンロード販売をDLsite.comでおこなっております。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
DLsiteさん
ひきこもり修道女シリーズ
LoveSilky
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード