菜の花や~。

今日は少し暖かかったですね。皆さん、花粉は大丈夫ですか。

私は花粉症なので早々と薬を飲んでいますが、今年は凄そうですね。くわばらくわばら。つるかめつるかめ(?)



毎年この季節になると行きたい場所があります。


千葉の房総半島の、菜の花畑です。


もうかれこれ20年くらい前、たしか『ちゃお』の本誌(増刊だったかな…)だったと思うんですが、くじらいいくこさんの漫画で、母を病気で亡くし、父と二人暮らしの中学女子が父に愛想をつかし、家出する、というお話がありました。


その子の母親が病気で入院してても、画家の父親は見舞いにも行かず絵ばかり描いていた。その亡くなった母親の入院してた病院へヒッチハイクしながら行く主人公。ようやく辿り着いた母親の病室から見える景色は、一面の菜の花畑。実は父親は菜の花畑に立ち絵を描きながら母親を見守っていた、ということに気づく主人公。自宅に帰ると、不器用ながら一生懸命を主人公を待ってた父。

なによりくじらいいくこさんのほわほわした絵が可愛い。可愛い顔してオオカミカット。でも、ふくれっ面で父親に『お父さん、朝ごはん早く食べて』という。父親は新聞から顔をあげずにお味噌汁を飲む。そんな父親に感情を隠し心の中で


『お父さん、私、今日、家出するのよ』


というネーム。
今思い出してもグッとくる。なんかものすごい大人っぽい~と思った記憶がある。そしてその子が最後に見た菜の花畑。私も見たいと思った。



春のかすんだ空に、西は別れの空、東は出会いの空、そして大地に無限に続く菜の花畑。
私の幼少原風景の一つです。

blog0228.jpg 



いつか見に行きたい。20年前の自分を連れて。

…20年前は花粉症じゃなかったもんね…。




ほっしー。コメントありがとう。すぐに返事したかったけど、上手くかけなくて。色々と伝えたいことはあるんだけど。また改めて。

そしてコメントをしようかな、と思いつつ、何となくできないな、とか思いつつ。ただなんとなくでも、久しぶりでも、読んでくださってる方々、本当にありがとうございます☆皆さんが思ってらっしゃる以上に、感謝しておりますです。

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名作を読む秋。


いつの間にか秋深し。そしてまたむらむらの更新。(発情じゃないっすよ!)

お元気ですか。



小樹藍、最近原稿にオニ集中しております。

しかし漫画を描けば描くほど、読みたくなる。買いに行く暇がないので手持ちに漫画を掘りだす。


そして二十年ぶりくらいに読み返した。

名作
『キャンディ・キャンディ』。

『ベルサイユのばら』はエア読みできるくらい、オトナになっても読み返してたのですが。キャンディは読んでなかった。

正直、今読んだらどうだろう、という怖さもあった。



しかし、そんな心配、ご無用。


号泣。三回。


まず、4巻最後。テリィがキャンデイの身代わりとなり、聖ポール学園を退学し、アメリカへ渡るシーン。その船を必死で追いかけるが、間に合わず港で泣きながら見送るキャンディ。


そして7巻ラスト。すれ違いながらもようやくお互いの気持ちが通じ合ったところに、テリィをかばってスザナが怪我。そのスザナを自分の人生として引き受けるテリィ。そんな自分のもとから明るく去ろうとするキャンディを後ろから抱き締めるテリィ。


しかし、9巻真中。そんな別れから立ち直れず、場末(!!)の劇場で酒に溺れて舞台に立っているテリィ。それを最後方から泣きながら見つめるキャンディ。


すべて、テリィがらみだった・・・。




そして、今、自分も漫画家という立場から見ると、本当にこの漫画がものすごい黄金バランスで成立してることを感じる。ある意味奇跡だ。やはり名作には名作の理由あり。もっと多くの人に読み継いでいってほしい。


余談ですが。


数年前、白泉社の立花晶さんに連れて行っていただいた少女漫画展で平成版キャンディ・キャンディの原画を見せていただきました。

そこにいらっしゃった、いがらしゆみこ先生に

『あなたの王子様は見つかりましたか?』

と声をかけられました。


ええ。私の王子様は、ウン十年前からテリュース=G=グランチェスターですよ!!

祝☆鈴木先生ドラマ第一回!!

今日、四月二十五日夜十時、テレビ東京で『鈴木先生』の第一回がありました。

以前私のブログでもご紹介したことのある、武富健治さんの漫画のドラマ化です。

わりと内容が漫画的面白さが多いだけに、どんな展開になるのかな~と思ってみましたが、思ったよりも楽しませていただきました☆

漫画では第一回は『げりみそ』という意味深な、というかマニアックなテーマだったのですが。ドラマでは『鈴木先生』の原型ともいえる“ポケットにナイフ”(『掃除当番』収録)と、”教育的指導”(第一巻の収録)という『暴力と性』をダブルに突っ込んできていました。

たしかに、いきなり『げりみそ』のミニマムな面白さはつかみにくいだろうし、これはこれで良いと思うのですが、いかんせん、鈴木先生のあの


『どんな時も己の中で

 思考のカーペットを拡げ、

その上に誰が立っていようと、

その広さと肌触り感を

這いつくばりながら

確かめずにはいられない』



という性癖がまだまだ出ていない…。ふ。


鈴木先生の面白さは、その思考の作りだす

宇宙にあるのだ…!!


(鈴木先生風に4649)



でも。主役の長谷川君の神経質な感じと、ぐっさんの暑苦しい感じと。富田靖子の切れた感じはナイス☆だったので、次回も楽しみにしたいと思います。


おめでとうございます!鈴木先生!

おめでとうございます!武富さん!

しもやけと刺繍。

ようやく『刺繍刑』の原稿の終わりが見えてきて、あと、もうチョイ、なのに。




集中力を欠くお邪魔が入りました。


しもやけです。


110201_2043~01右足です。
爪が小さい・・・。


こんなオトナになってしもやけに悩まされるとは、思っていませんでした。


オトナになったら薄いストッキングにパンプスでタイトスカートで。赤い紅引いて、ちょっとけだるく

『人生ってこうやって過ぎていくのね』

なんていいながら煙草をふかすんだ、と思ってたのに。


しもやけなんて。


残念すぎる。


でも。


しもやけは、もっと熟して。紫色の腐ったブルーベリーみたいになったところを。タコ糸で縛って。熱消毒した針で、プスリ刺すと、濃度の高い黒い血が珊瑚見たいに現れて・・・。


痛いけど、気持ちいいんだぁ…。


というわけで。


刺繍刑、続けます。


今日のブログ。


しもやけと刺繍。


何気に『針』つながりです。



どこかがおかしいとすれば、それは私の『オトナのオンナ』感、でしょう。

刺繍刑。

最近ずっとひきこもって『刺繍刑』という官能エロスを描いている。



『刺繍刑』のことを早くブログに描きたかったけど,描いたらその『世界』が壊れそうで、文章にするのも怖かったのだ。



この世界が描きたくて、何年も前からイメージしてたのだが、その当時の私の能力では描けず。それくらい、この世界は危うい。そのくせクラシックである。



去年から、ようやく世界の『しっぽ』が見えてきて。それを必死で捕まえて。



なんとか離さないように、それでいて少しずつこちらへ引き寄せるように。



隅々にまで気を遣って、毎日毎日小さな小石を積み上げるようにして、この世界を自分の中で構築していった。



今日食べる食材、流れる音楽、机周りの本の種類や色合いはもちろん、必ず歯を磨き、手を洗い、髪を整え、お札に手を合わせてから、机に向かう。中途半端なレシートや紙きれは置かない。小さな石鹸箱だけ置いてある。


そして、小さくGoldmundのCDを流す。



部屋の空気がゆっくり回る。回っていると、気付かないくらいの速度のメリーゴーランドに乗ってるような。でも三半規管は小さく震えだす。




そして、白い原稿を見つめ、この世界をイメージする。

…この世界はどうやらかなり乾いているらしい。そして描線は病的なまでに細く、危うい。季節は初冬、もしくは晩秋…うん、なるほど。じゃ、色は?白、それが日に焼け、年数をかなり経ている。活版印刷物かな。ではその世界の入口のカーテンは?やっぱりそれも日に焼けてるのね。じゃ西日の入る部屋だ。そして、そこの世界ではこちらよりはるかにゆっくりと時間が流れ、それでい気が遠くなるくらいの年月が経ってる…そこにいるのは誰?そこから抜け出したいのは誰?こちらに気付いているのは誰…?



集中力を高め、ようやく原稿の世界に入れた時には、たいてNHKラジオ深夜便の終わる午前4時過ぎだ。



今日このままもう少し描ける、という所で、終わるのが大事。



明日もまた手を洗うところから初めて、『ここ』へたどり着かなくてはならないのだから。



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プロフィール

コキ

Author:コキ
こきあい りん(小樹藍りん)。漫画家。
1998年白泉社「別冊花とゆめ」にて商業誌デビュー。
その後「シルキー」、宙出版「いちばん怖くて綺麗な童話」「恋愛白書スタート!」秋田書店「ミステリーボニータ」「プリンセス」「恋愛よみきりmax」「プリンセスゴールド」「プチプリンセス」などでお仕事。

得意は不思議ショートと情熱恋愛もの。

現在は集英社クリエイティブ「オフィスユー」などでお仕事。

同人活動は主に『ひきこもり修道女日記』というどたばた神様コメディ読切シリーズを刊行中。

『ひきこもり修道女日記総集編上下』をCOMICZINで通販中。
各話ダウンロード販売をDLsite.comでおこなっております。

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